設立の経緯

設立の背景

 診療報酬明細書(レセプト)の作成を中心とする診療報酬請求事務は、保険医療機関における事務の中で最も重要なものの一つであり、また、審査・支払を行う側からも適正かつ的確なレセプトの作成が求められています。したがって、レセプトを正確かつ迅速に作成するため、診療報酬点数表の簡素化等とともに、診療報酬請求事務従事者の資質の確保と能力の向上が大きな課題となっております。

厚生省検討委員会の提言

 こうした実情から、厚生省(当時)は平成5年に「診療報酬請求事務等に関する検討委員会」を設け、その対応策について検討を行いました。
 検討委員会は、請求事務従事者の公的資格認定制度の導入、教育訓練内容の標準化等を行うことが必要であり、その実施には公益法人を活用することが望ましいとの提言を行いました。

当協会の誕生

 こうして、平成6年2月に、診療報酬請求事務従事者の資質の向上及び医療保険事務の効率化を図るため、診療報酬請求事務能力認定試験等を行う財団法人として厚生労働大臣が許可した当協会が設立されました。これまで、平成6年12月から年2回(7月及び12月)、公平厳正に全国一斉統一試験を実施していますが、さいわい、関係各方面から高い評価を受けており、合格者が全国各地で活躍しています。

 なお、当協会は、平成25年4月1日から公益財団法人として内閣府より認定されました。

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