合格された方の声

アンケート調査から

第39回認定試験(平成25年12月実施)に合格した方を対象にアンケートを実施しました。

調査期間

平成26年6月27日から7月18日

対象人数/回答人数

  • 調査票送付人数 2,948人
  • 調査票回収人数 1,563人
  • 回収率 53%

合格された方や専門学校等教育機関からの声

合格された方や教育機関を対象にアンケート調査を行った回答の中から、次の意見を紹介します。

【合格された方】

《就職に関するもの》

  • 就職活動の強みになる。
  • 当試験合格が応募条件になっている求人もあるので、選択肢が増え有利になる。
  • 履歴書に記入でき、アピールポイントになる。
  • 実務経験はないが、当試験に合格していることで採用(評価)された。

《処遇改善に関するもの》

  • ポストが改善された。
  • 昇給した。
  • 手当が付くようになった。
  • 契約社員(パート)から正社員になった。
  • 医療事務講座の講師を任されることになった。

《自己研鑽に関するもの》

  • 幅広い知識を習得できたことで、処理能力が向上し効率も上がった。
  • 自分の力(知識)に自信が持てるようになった。
  • 周囲の評価が高まった(信頼を得た)。

【専門学校等教育機関】

  • 医療事務で必要な点数表の読解力を身につけさせる上で重要な試験。
  • 受験資格は必要でなく、また、全国で統一された試験であり、指導校等に関係なく受験できるオープン試験として公正な評価が得られる。公的な資格としての性格を持っている。
  • 難易度が高く、実務能力が求められる試験。このため、資格取得者に対し医療機関の採用担当者からの評価が高い。
  • 医療事務資格の最高峰であり、医療事務というスペシャリストを養成するために必要な資格。
  • 医療機関側が資格の価値を評価し、医療機関の職員に取得を求めている資格。
  • この試験の資格取得から、病院経営の根幹となる診療報酬の尊さがわかり、アウトソーシングの形態をとる病院では管理監督者になれる要素となる。医事コン、オーダリンクシステム、電子カルテへも、この根本がわかることで評価できる。

合格者の声

「本当に嬉しかった」

(第33回試験合格・埼玉県・さいたま会場・女性)

専門学校に入学した私は、今が資格を沢山取得できるチャンスだと思い、これまでに数多くの検定に挑戦し取得してきました。その中でも「診療報酬請求事務能力認定試験」は非常に難しく、不安と焦りからこれまで以上に必死になって勉強しました。

勉強を始めたのは試験当日から約10ヵ月前。初めは問題の量と制限時間が3時間という長さにただ唖然としました。それと同時に「この期間で本当に合格するのか」と思ったのですが、「今まで受験してきた検定は全て受かっているのだから、今回も絶対合格するんだ」と自分を奮い立たせ、ひたすら模擬問題や過去問題を解き続けました。色々なパターンの問題をこなすうちに、得意・不得意が分かるようになり、途中で躓いて分からなくなったら直ぐ先生に質問して解決するように努めました。

そして迎えた試験当日、席に着くと急に落ち着かなくなりました。この2ヵ月間、繰り返し何回も解いて自信を持って来たのに、いざ本番となると動揺してしまい、結局そのままの状態で試験がスタートしました。「いつも通りにやれば大丈夫だ」と自分に言い聞かせたものの、自分のペースで解き進めることができず見直す時間も十分に取れないまま終了してしまいました。それから合格発表日まで不安ともう一度やり直したいという思いで一杯でした。

待ちに待った合格発表当日、自信がないせいか本番の時より緊張してしまい、自分の番号を見つけた時は「ヤッター」と叫びながらガッツポーズをしてしまいました。正直駄目だと思っていたので本当に嬉しかったです。

後日、先生から認定証を受け取り、更に実感が湧きました。今後、この喜びを糧に何事にも懸命に取り組んでいこうと思います。

「挑戦への始まり」

(第33回試験合格・埼玉県・さいたま会場・女性)

専門学校で医療事務の勉強をしている私にとって、「診療報酬請求事務能力認定試験」は今まで勉強してきた事を最大限に活かせる試験でした。

学校ではひたすら問題集と過去問題を解いていました。分野別の問題を解くことで自分の苦手を見つけ徹底的に克服しました。間違えやすい箇所は早見表に書き込みをして必ず確認をするようにしました。

この試験の合格率は、約30%と決して簡単ではありません。試験日が近づくにつれて不安な気持ちが増していきました。試験当日は、「もうここまで来たら自分を信じて全力を出し切るしかない!!」と思い、時間一杯何度も見直しをしました。そして、今までの努力の結果、無事合格することが出来ました。先生に「おめでとう」と言われた時に、初めて「私、合格したんだ」という実感が沸いて、半年間頑張ってきた自分に「ありがとう」と言うことが出来ました。

そして私は、今回の試験で大きな自信を手に入れることが出来ました。その自信は、新たな事に挑戦しようとする力を与えてくれました。今は、更に自分の能力を上げる為に様々な資格に挑戦しています。そして就職してからも立ち止まる事なく、常に上を目指して頑張りたいと思います。

「再チャレンジ」

(第34回試験合格・福岡県・福岡会場・女性)

「診療報酬請求事務能力認定試験」に合格するということが、私が専門学校に入ってからの大きな目標でした。

最初は、聞き慣れない専門用語と分厚い点数表を前に、なかなか意欲的に授業に参加できませんでしたが、クラスのみんなとひとつの「検定合格」という目標に向かって勉強していくうちに、段々授業に対する姿勢が変わっていきました。そして何より、3時間のピリピリした雰囲気の中で、集中して問題に向き合うことは、私の人生の中で初めての経験であり疲れを伴うものでした。

焦りと不安が入り交じった中で試験当日を迎え、1回目は不合格でした。自信がなかったこともあり、正直「ああやっぱりか」という気持ちでした。 しかし、再度チャレンジすることを決めて、「絶対、今回で合格しよう」と意識を変え、しっかりと課題を見つけて復習もやり、分からない所は先生に質問しながら、1つひとつ解決していきました。毎週土曜日は、一日中勉強することが1ヵ月間続きました。そして、友達と教え合いながらお互いを高めることにより、自分も理解できるようになっていきました。模試では合格点に達するなど、段々自信もついてきました。

そして、2回目の試験当日を迎えました。前日までしっかり勉強したにも関わらず「大丈夫」という気持ちはありませんでした。あっという間に試験が終わり手応えはあったものの、不安と緊張で一杯でした。

数ヵ月後に合格の知らせがあり、自分の目標が達成できたことに大きな喜びを感じました。これから就職するに当たり、強い武器にもなりましたし、何より自分の自信に繋がりました。

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